会 長 あ い さ つ

 
会員の叡智で教育改革の推進を

              岩手県中学校長会 第49代 会長  小野寺 昭 彦
                                   (盛岡市立下橋中学校) 
 
  第57回岩手県中学校長会総会を、県内各地から会員の皆様にご参集いただきこのように、盛大に開催できますことに心から感謝を申し上げます。

また、公務ご多用の中、岩手県教育委員会教育長 佐藤博様、岩手県市町村教育委員会協議会会長 千葉仁一様をはじめ、多くのご来賓の皆様のご臨席を賜りましたことに衷心より厚く御礼申し上げます。

まずもって、この3月を持ってご勇退されました、佐藤進会長をはじめ31名の会員の皆様には、30有余年の長きにわたり、本県教育の充実・発展に多大なご貢献をなされました。また、私ども後輩を温かくご指導いただきますとともに、本会を力強く牽引していただきましたことに心から感謝を申し上げます。どうかこれからも私ども後輩に対しまして、ご指導を賜りますようお願いを申し上げます。

 そして、4月から新たに会員となった32名の皆様、心から歓迎を申し上げます。本会は、「会員相互の協調と連携を基調に、中学校長としての職能の向上を図り、本県教育の振興に寄与すること」を目的としています。新会員の皆様方には、これまで積み重ねてこられました様々な経験をもとに、校長としての学校経営に存分にお力を発揮されますようご期待を申し上げます。

 さて、時代はまもなく平成から令和へ変わろうとしています。現在、学校は、いじめや不登校、SNSを起因とした様々な問題への適切な対応が求められる中、令和3年に完全実施となる新しい学習指導要領に示された「社会に開かれた教育課程」「主体的・対話的で深い学び」「カリキュラムマネジメントの充実」などの推進、あわせて、徐々に具体的な取組を進めてきている部活動の在り方や働き方改革など、これまでにない様々な教育改革が求められています。全てを同様に推進することは難しいことではありますが、逆にこの時機であるからこそ、いくつかの取組を併せて変えることが出来ることもあろうかと思います。私たちは、学校の最高責任者として、学校や地域の現状を的確に把握しながら、未来を見つめ、生徒や地域にとって今何が必要かを考え、ぶれることなく着実に推進していくリーダーシップが大切ではないかと考えます。

 また、震災から8年が経過し、被災地では、新たな校舎建築も進み、校庭にあった仮設住宅も撤去されるなど、震災前に近い状況で学校教育を推進することが出来るようになりました。2年後には、震災から10年という節目を迎えることになります。我々の先輩が、想定外の状況のもと、マニュアルもない中で最善の方策を考えて取り組んだ「横軸連携」、そして、その後の継続した取組は、全国に発信できる価値のある取組であり、記憶だけではなく、記録としてもしっかりと引き継いでいく方法を検討しなければならないと考えます。

 来年度は、第57回岩手県小中学校長研究大会花巻大会が開催されます。また、その翌年には盛岡市を会場として、第71回東北地区中学校長会研究協議会岩手大会の開催が予定されており、さらにその3年後となる令和6年には、第75回全日本中学校長会研究協議会岩手大会の開催が予定されています。今後開催される研究大会で大きな成果を残すためには、今年度から着実に準備を積み重ねていく必要があると考えます。

元号の改正とともに大きな節目を迎えている今、私たちは、求められている様々な改革や直面している課題を乗り越え、自信を持って学校経営を推進するため、積極的に情報を共有しながら、共に歩んでいくことが大切であると考えます。市町村や各地区・地方はもちろんのこと、県としても一つのチームとして、叡智を結集し、力を合わせて課題に取り組む岩手県中学校長会を目指して参ります。どうぞ、よろしくお願いいたします。

結びとなりますが、岩手県教育委員会並びに各市町村教育委員会をはじめとする関係諸機関、関係各位におかれましては、これまでと変わらぬ大所高所から、ご指導ご支援を賜りますようお願いを申し上げ、挨拶と致します

【第57回岩手県中学校長会総会(平成31年4月26日)より】