岩 手 県 小 ・ 中 学 校 長 会 研 究 大 会

第56回 岩手県小・中学校長研究大会 宮古大会
主体的に生きふるさとの未来を担う子供を育てる岩手の教育


「主体的に生きふるさとの未来を担う子供を育てる岩手の教育」を大会主題とし、併せて、「社会を生き抜く力を身に付け、未来を切り拓く日本人を育てる岩手の中学校教育」を中学校の研究主題とした、平成30年度第56回岩手県小・中学校長研究大会宮古大会が、宮古市民文化会館、宮古市立河南中学校等を会場として、10月12日(金)に開催された。
小・中学校長合わせて430人余が参集し、大会実行委員会の大歓迎を受け、和やかな雰囲気の中、東日本大震災津波後、初めてとなる被災地での大会がスタートした。
午前中は、開会行事と全体研究発表が行われた。

開会行事で大会実行委員会の青笹光一委員長は、冒頭、「東日本大震災津波から7年7か月、平成28年台風10号災害から2年余りが経過した。この間、沿岸部の多くの児童生徒が多くの支援者からの物心両面にわたる励ましを受け、人間が共生社会の中で人間らしく生きられる自覚と自己の生き方をふるさとの大切さを覚醒させられた。」と述べた。また、「保護者や地域との協働を含めて学校は地域社会から共同体として機能する組織体であることが求められていること。」さらに、社会の変化が激しい現状にふれ、「が我々校長は、時代の流れを俯瞰する感性を磨きながら、児童生徒にとって最善となるよう確かな経営理念と柔軟な思考を養い、校長としてのリーダーシップ発揮することが大切であること。」を述べ、結びとした。

開会行事後、実行委員会作成の「感謝のメッセージ」が披露された。
全体研究発表では、県小学校長会の仁昌寺真一研修部長が「ふるさとを愛し共に支え合いながら未来を拓く子供を育てる岩手の学校教育」を研究主題に、各種調査結果に基づく現状や課題、今後の在り方等について発表があった。県中学校長会からは佐藤亥壱研究調査部長が「未来を切り拓く力を育むための学校経営の改善・充実に向けて」を研究主題に、各種調査結果に基づく発表に加え、県中学校長
会としての取組や県小・中学校長会への提案について発表があった。

 
午後は、小学校は10の分科会、中学校は4つの分科会に分かれ、発表・協議が行われた。中学校では、各分科会とも、各地区校長会が取り組んだ研究主題に基づく発表と学校経営の改善に向けた校長としての役割等についての協議が行われ、有意義な分科会となった。閉会行事は分科会ごとに行われ、全日程を終了した。



岩手県小・中校長会研究大会