東 北 地 区 中 学 校 長 会 研 究 協 議 会

平成30年度 第68回東北地区中学校長会研究協議会山形大会

2019年2月19日 14時29分 [WEB担当]


社会を生き抜く力を身に付け、未来を切り拓く日本人を育てる中学校教育

今年度の東北地区中学校長会研究協議会山形大会が、「社会を生き抜く力を身に付け、未来を切り拓く日本人を育てる中学校教育」の大会主題のもと、6月28日(木)と29日(金)の2日間にわたり、山形県山形市の山形市民会館と同市内のホテルにおいて開催された。
 平成23年度開催予定であった第61回山形大会が、東日本大震災の影響により研究報告「きずな」を配付する紙上発表となってから7年。東北各県から約730名の会員が山形県山形市に参集し、震災からの復興と東北地区中学校教育の一層の充実・発展に向
けて、活発な意見交換、情報交流が行われた。

第1日は、開会式と文部科学省行政説明が行われた。開会式で東北地区中学校長会の阿部善和会長は、
「学校教育が新たな変革の時期を迎えているなか、東北地区中学校長が互いの実践に学び合うことが、『学校における働き方改革』等の課題の解決や学校経営の改善・充実に結びつくものであり、この2日間の大会をとおし『東北は一つ』という強い絆を改めて確認できる大会としたい。」と挨拶した。
続いて、県教育長(代理:県教委次長)、山形市長並びに全日中会長の3人が祝辞を述べた。
 その後、文部科学省大臣官房審議官(初中局担当)の白間竜一郎氏から、教育再生会議の提言と取組、新学習指導要領、Society 5.0に向けた人材育成、いじめ防止対策の推進に関する調査結果に基づく勧告と対応、学校における働き方改革、運動部活動の在り方の関する総合的なガイドライン、東日本大震災後の修学旅行の状況等についての説明があった。

第2日は、研究協議会(分科会)と記念講演、閉会式が行われた。分科会は、『「社会に開かれた教育課程」の編成・実施』、『地域との連携・協働による「チーム学校の創世」』、『多様化・複雑化した学校教育課題に対応できる教員の育成』の研究題のもと、6県から6つの研究が発表され熱心な協議が行われた。
 本県からは、時代の要請に応える学校経営の充実に係り「教職員の専門性を高め、組織力を高める学校経営~人材育成によるチーム力の向上をめざして~」との発表テーマで、北上市立上野中学校 盛島徹校長が発表し、同市立南中学校 泉沢毅校長が司会を務めた。

続いて、記念講演は、聖路加国際病院顧問で医師の細谷亮太氏を迎え「いのちの重さ」と題して行われた。小児がん病棟での勤務の経験をもとに、生まれてきたいのちのはかなさと尊さ、そうした環境でも精一杯生きようとしている子供の気高さについて考えさせられるものであった。いのちへの意識が薄れてきている現代社会の警鐘や病気や障がいを抱えた人と一緒に生きる「共生の社会」の実現に向けた熱意あふれる講演であった。
閉会式では、次期開催地の秋田県の石郷岡副会長から、次年度は秋田県秋田市において開催する旨の挨拶があり、来年6月の再会を誓い、2日間の全日程を終了した。
(更新:2019年9月10日 10時24分)
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平成30年度 第68回東北地区中学校長会研究協議会山形大会
2019-02-19 [WEB担当]


社会を生き抜く力を身に付け、未来を切り拓く日本人を育てる中学校教育

今年度の東北地区中学校長会研究協議会山形大会が、「社会を生き抜く力を身に付け、未来を切り拓く日本人を育てる中学校教育」の大会主題のもと、6月28日(木)と29日(金)の2日間にわたり、山形県山形市の山形市民会館と同市内のホテルにおいて開催された。
 平成23年度開催予定であった第61回山形大会が、東日本大震災の影響により研究報告「きずな」を配付する紙上発表となってから7年。東北各県から約730名の会員が山形県山形市に参集し、震災からの復興と東北地区中学校教育の一層の充実・発展に向
けて、活発な意見交換、情報交流が行われた。

第1日は、開会式と文部科学省行政説明が行われた。開会式で東北地区中学校長会の阿部善和会長は、
「学校教育が新たな変革の時期を迎えているなか、東北地区中学校長が互いの実践に学び合うことが、『学校における働き方改革』等の課題の解決や学校経営の改善・充実に結びつくものであり、この2日間の大会をとおし『東北は一つ』という強い絆を改めて確認できる大会としたい。」と挨拶した。
続いて、県教育長(代理:県教委次長)、山形市長並びに全日中会長の3人が祝辞を述べた。
 その後、文部科学省大臣官房審議官(初中局担当)の白間竜一郎氏から、教育再生会議の提言と取組、新学習指導要領、Society 5.0に向けた人材育成、いじめ防止対策の推進に関する調査結果に基づく勧告と対応、学校における働き方改革、運動部活動の在り方の関する総合的なガイドライン、東日本大震災後の修学旅行の状況等についての説明があった。

第2日は、研究協議会(分科会)と記念講演、閉会式が行われた。分科会は、『「社会に開かれた教育課程」の編成・実施』、『地域との連携・協働による「チーム学校の創世」』、『多様化・複雑化した学校教育課題に対応できる教員の育成』の研究題のもと、6県から6つの研究が発表され熱心な協議が行われた。
 本県からは、時代の要請に応える学校経営の充実に係り「教職員の専門性を高め、組織力を高める学校経営~人材育成によるチーム力の向上をめざして~」との発表テーマで、北上市立上野中学校 盛島徹校長が発表し、同市立南中学校 泉沢毅校長が司会を務めた。

続いて、記念講演は、聖路加国際病院顧問で医師の細谷亮太氏を迎え「いのちの重さ」と題して行われた。小児がん病棟での勤務の経験をもとに、生まれてきたいのちのはかなさと尊さ、そうした環境でも精一杯生きようとしている子供の気高さについて考えさせられるものであった。いのちへの意識が薄れてきている現代社会の警鐘や病気や障がいを抱えた人と一緒に生きる「共生の社会」の実現に向けた熱意あふれる講演であった。
閉会式では、次期開催地の秋田県の石郷岡副会長から、次年度は秋田県秋田市において開催する旨の挨拶があり、来年6月の再会を誓い、2日間の全日程を終了した。

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